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お寺の掲示板(令和8年7月)

  • 2 days ago
  • 2 min read

草加光明寺の掲示板に毎月掲出している言葉をご紹介いたします。取り上げる言葉とその解説は、『お寺の掲示板』(江田智昭著・新潮社)等を参考にさせていただいております。


「忘れても 慈悲に照らされ 南無阿弥陀佛」

今回は、妙好人(篤い信仰を持った在俗の念仏者)として知られる浅原才市(あさはらさいち)同行の言葉です。

「お寺の掲示板」の江田さんは、

お笑いコンビ「千鳥」の大悟さんが父との思い出について語ったエピソードを示します。


岡山県の北木島出身の大悟さんは「大阪に出て芸人になる」ということを父に伝えたとき、父は大悟さんに、旅立ちの前日に一日だけ空けるように言います。当日、二人が島から船で本土に渡り、軽トラックで向かった先は墓地でした。そこには、小学生の時に問題児だった大悟さんを気にかけていた当時の担任の先生のお墓がありました。


大悟さんの父は、「この墓までの道を忘れるような人間にだけは絶対になるな」と伝えたそうです。 このエピソードを、江田さんは

恩を忘れる人間になってはいけないという父からのメッセージでした

とまとめます。また、私たちも大悟さんと同じように恩を受けて生きていること、忘れていはいけないと思いつつも、目先のことに一喜一憂し、受けた恩をつい忘れてしまうことを指摘します。

「阿弥陀さまのご恩に対しても同じことが言えます。」と、江田さんは踏み込みます。 お寺に生まれた江田さんは、

幼い頃から阿弥陀さまの願いを何度も聴聞しました。その瞬間は確かに有り難いと思っているのですが、次の瞬間には別のことにとらわれ、忘れてしまう自分がいます。

と述懐します。そのうえで

たとえ私が忘れても、常にはたらき続ける阿弥陀さま。「南無阿弥陀仏」のお念仏によって、阿弥陀さまが私の声となって、私の所に至り届いてくださいます。そして、阿弥陀さまは私に寄り添い、誰よりも強い味方になってくれるのです。

と阿弥陀さまのはたらきを分かりやすく伝え、最後に私たちに向けて

日々に追われ、肝心なことを見失いがちな私たちだからこそ、このお念仏だけは忘れずに心に留めておきたいものです。

と結びます。


日々に追われ、大事なことを見失ってしまう私ですが、様々なこ゚縁によっていただいたお念仏だけは、忘れずにいたいと思います。

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